まだ読んでいないの?うらやましい…本好きが記憶を消して読みたい最高に面白い小説3選
こんにちは!ししゃもです。
なんとなく自分が今までに読んだ本の記録を見返していると、強く思うのです。
この本面白かったな…できることなら記憶を消してもう一度、最初に読んだ時の感動を味わいたい…!
名作は2度3度と読み返すことで新たな発見があったりするものですが、初見の感動は2度と戻っては来ません。そう、子供時代の純真無垢な心が戻ってこないのと同じように…。
今回は、小さい時から本を3000冊以上読んできた私が記憶を消してもう一度初見の感動を味わいたいと思う小説を3作品について熱く語りながら紹介します(もっとたくさんまとめようと思いましたが熱く語りすぎて3冊になってしまいました)。
読書に没頭したい。現実を忘れてノンフィクションの世界に没入したい。そんな方必見です。
J.K.ローリング ハリーポッターシリーズ
かなり有名ですが面白かった作品としては挙げずにはいられない!大人から子供にまで愛され、シリーズ累計世界発行部数は2024年7月1日時点で7億部を突破したとのこと。数字が大きすぎて混乱…
ただ読むとわかります。なるほど売れているわけだ、すごく面白い!
本の分厚さに圧倒されて敬遠してしまう人はもったいない!
翻訳の方が優秀なのでしょう。かなり読みやすく、読みやすいどころかぐんぐん引き込まれる文章でページをめくる手がもう止まりません。「次はどうなるんだ?」「この後の展開は?」ドキドキワクワクとのめりこんで中学校の授業中は机の下に隠しながら読んでいました(マネしちゃだめです)。
映画をもう見たから本を読まなくてもいいと思っているそこのあなた。損してます!
書籍なら2時間の映像には盛り込むことができなかったのであろう細部までハリーポッターの世界を堪能することができます。昔はどでかいハードカバー版しかありませんでしたが、最近は文庫版も出版されています。これなら長時間読んでいても手が疲れませんし、机の下に隠しやすいですね!
伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』
「本を読み始めたいんだけど何を読めばいいのかわからない…おすすめの本ある?」
そう相談されることが学生時代から度々あった私ですが、そんな時は大体『オーデュボンの祈り』をおすすめしてきました。何を隠そうこの作品は私自身が読書に本格的にのめりこむきっかけになったからです。
伊坂幸太郎の作品の醍醐味といえば鮮やかな伏線回収。物語のあちこちに無数にちりばめられた伏線をまあ見事に回収していきます。その見事さときたらスポーツスタッキング世界大会優勝者の手さばきによりヌルヌルと吸い込まれていくスタッキングカップたちくらい見事です。…え?スポーツスタッキングを知らない?…YouTubeで調べてみてください。
この作品のおすすめポイントは程よい刺激、程よい非日常、程よいハラハラ感がありつつも文体が非常にライトな印象であるというところです。
読書初心者さんでも読みやすいです。
怖すぎる本が苦手…だけど読み応えのある作品が読みたい!という(私みたいな)欲張りさんにおすすめです。
上橋菜穂子 獣の奏者シリーズ
声を大にして言います。
死ぬ前に絶対読んでほしい!!
NHKで放送されていた「獣の奏者エリン」の原作小説です。読者の心を掴んで離さない王道ファンタジー。もう夢中になってむさぼるように読み耽っていました。机の下に隠しながら…(マネしちゃだめ)シリアスあり恋あり感動あり、徐々に解き明かされていく獣たちの秘密や、徐々に壮大になっていく物語にどっぷり浸かることのできるファンタジー風呂です。いや、ファンタジー大浴場です。
この作品のすごいところはこの物語の中に独自の生態系が生み出されているところ。
「闘蛇」や「王獣」など現実には存在しない生き物たちが住まうこの物語でしか生まれない連鎖、相互作用が解明されていくにつれに度肝を抜かれます。上橋菜穂子の思考回路ってどうなっているんだろう…。私は上橋菜穂子の思考がこの世から失われないよう彼女の脳みそだけでも永久保存するべきと考えています。
そして個人的には物語に登場するグルメ、「ファコ」という牛乳がしみしみではちみつがじゅわじゅわなパンが気になって仕方ないです。いつか作って食べたい。
続編たくさんあるので長く楽しめるのも素敵です。↓
おわりに
いかがでしたか?今回紹介した本は読書好きな方でも楽しめて、読書初心者の方でも読みやすい作品を集めてみました。
このブログをきっかけに読書を楽しむ人が一人でも増えてくれることを願っています!
ありがとうございました!